52ヘルツのクジラたち
2021年本屋大賞の52ヘルツのクジラたち
やっと読みました。ずっと気になっていたものの時は流れ…2024年には映画化が決定したよう。
図書館で予約して100番以上の待ちだったけど、思いの外早く手元に来ました。
とても楽しみにしていたので嬉しい。図書館での本の予約は日常に思いがけない喜びをくれる。
さて、52ヘルツのクジラたち。
単にクジラが好きだから題名で惹かれ、本屋大賞だからその評価に惹かれ。数年前に本屋で立ち読みしてみたものの内容をすっかり忘れていたので、まっさらな状態で読みました。
何とも泣けました。私は何不自由なく育ててもらったから、親には感謝しかないけど。それでも、子供が母親に求める愛情って果てしない気がしていて。私自身も満たされない想いを多少なりとも抱えて生きている。
でも、いざ子供を育ててみると、子どもから母親に対する無償の愛に応えきれない母親である自分がいて。器の小ささが哀しい。
本当に苦しい人生を、主人公がそれでも希望を見出して生きていく姿に救われる想いがした。
さて、明日は1年2組の読み聞かせ。
子供達には楽しく希望のある話を持っていこう。